赤ちゃんの脳の発育 3歳までに設計図がつくられる

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コンセプト

 

j0385802.jpg胎内で細胞分裂し始め、

羊水にいる間に、人類の誕生の

プロセスをふんで、

人の形になっていくのは、

自然の遺伝子の営みです。

 

生まれてからも、

赤ちゃんの体も、脳も、こころも、自然に発達していきます。

 

遺伝子の働きで、巨大な設計を

目指して目覚しいスピードで

成長していきます。

 

 

 

幼児教育は、このとき、赤ちゃん、幼児を教育するのではなくて、発達し続ける脈絡の中に、情報の種のようなものを蒔くか、苗を植えていくだけなのです。

 

それは多いほどよくて、ひろいカテゴリーにわたるほどよくて、上質なものほどよいのです。

赤ちゃんはそれが何かを全く理解することができませんが、それでいいのです。

しかし、自然に発達していく力の恵みを受けて、

与えられた種も、苗も、巻き込んで、自然に芽が出て花が開くように、

赤ちゃん自身が育ててくれます。

 

赤ちゃんの脳はジャングル

 

j0308950.jpg赤ちゃんに与えられた、

情報や感覚や体感の種や苗は、

赤ちゃんには記号やパターン認識でしかなく、

そこには、意味も、良し悪しも、

言葉も付与されないままに、生命の営みの勢いで、ひたすら育んでいきます。

 

そこには、かなと漢字の区別もなく、

花と犬との区別もなく、クラシック音楽とドレミの

区別もなく、日本語と英語の区別もなく、

愛情と怒りの区別もありません。

 

脳細胞が爆発的に増殖されて、

お互いにくっつきあってできる神経系統の

ニューロンができる、作業中のジャングルづくりの

段階で、種や苗としてそこに置いていくだけでいいのです。

 

この時期に植えられなかったものは後から

種を蒔いたり、苗を植えたりすればいいのですが、

既にでき始めたジャングルの植生に参入する形になります。

 

こうして、脳の許容量のフレームや、ジャングルの生態系のゆたかさは、ほぼ3歳までにできあがります。

 

 

幼児教育ではなく種だけをインプットする

 

j0431112.jpg正確に言うと

赤ちゃんや幼児に「教育をする」

必要はありませんし、「教育する」こともできません。

 

手足が動き、おっぱいを飲み、

泣いて、眠って、何かを見る、

聞く、という心身ともに発達していく3歳までの段階で、

たくさんのいいものを

インプットするだけです。

 

親や大人にできることは、

上手にインプットすることです。

 

「上手に」というのは、赤ちゃんが、気持ち良く、楽しく、うれしく、

関心を持つように、わかりやすい方法で、という意味です。

 

赤ちゃんの成長を上手に行っていくのは、赤ちゃんへの言葉だけではなく、体で伝えること、やさしさや居心地の良さで伝達することです。

それで親子の情報の流れが活性化されます。

 

そうやって、蒔かれた種や植えられた苗を、赤ちゃんがおすわりし、

歩き始める頃になって、赤ちゃんは自分の世界の中で、

また親や他人とのかかわりの中で、じっくり育てていきます。

どのような花が咲き、どのような果実が実るのかは、もつと子供にならないとわかりません。

 

 

人は3歳までにつくられる

 

j0431016.jpgソニーの創業者の井深大さんは、人生は3歳までにつくられる、

と言っています。

 

それをテクノロジーの会社の

創業者らしい言葉で

表現しています。

 

「コンピュータのトランジスターが一つひとつでは何も役割を果たせないのに、それぞれをつなぐ

配線ができはじめて、

電子計算機としての機能を

果たすことができる。」

 

神経系統のニューロンをイメージしてください。

 

そして、前頭葉といわれる部分の発育にたとえて、生後6ヶ月で2倍、

3年で大人の70%から80%まで、脳の配線ができあがってしまうと言っています。

 

「3歳以前と以後の配線の違いは、3歳以前がコンピュータでいうハードウェア、

つまり『機械の本体』に相当する部分で、3歳以降は、コンピュータでいうソフトウェア、

つまり機械の使い方を教える部分ということになるでしょう」

 

 

幼稚園では遅すぎる

 

j0411748.jpg井深大さんの「幼稚園では遅すぎる」

(新装版、2003年、サンマーク出版)は、

30年間にわたって120万人に

読みつがれてきました。

 

3歳までに脳細胞はつくられるので、

親としてはどうしたらよいか、の自由でゆたかな

提案には目から鱗が落ちます。

 

時代を超えて、もっとも新しい考え方で、

ぎっしり智恵がつまっています。

いまのソニーがあるのもうなづける

幼児教育のバイブルともいえる本です。

 

ソニー教育財団幼児開発センター長の町田和子さんが、しめくくりの1ページに、

子供が自分の人生を自分で歩いていく

たくましさを身につけて、

「成長するためにも、周囲の大人がつねにドキドキ、ワクワクの気持ちを持っていたいものです」

と言っています。

 

 

ギャロップの幼児教育のコンテンツも、幼児がパソコンを覗くわけでもなく、お母さんや親に覗いてもらうためのもの、大それながら、そんな気持ちでつくっている過程で井深大さんの著作に出会いました。

 

学問のしおり

 

j0427822.jpg国語

 

3歳までの赤ちゃんになった

つもりで学問してみます。

 

「赤ちゃんは言葉の意味が

わかっているの?」

 

夥しい会話の中に紛れ込んで

いる、「りんご」という固有のものを識別していく素晴らしい技能を

持っています。

 

算数

 

「赤ちゃんは計算できるの?」

 

計算する以前にすでに方程式を持っています。

算数を学ぶときになってそれが使われます。

 

理科

 

「赤ちゃんは科学的に考えることができるの?」

 

既に、理(ことわり)を科学しています。

お乳が欲しいときに泣くと、やがてお乳を飲む愉悦を得ます。

別のニーズの泣き方は違うものであることをお母さんが心得ている、

ということを知っています。

 

社会

 

「赤ちゃんには親がわかるの?」

 

顔や言葉やしぐさの識別は天才並です。

親のほかにいろんな人がいるのだ、という機会を得て、

社会というものがあることも、だんだんわかってきます。

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このページは、gallopが2008年7月30日 11:26に書いたブログ記事です。

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