むし歯で困っていらっしゃる方も 多いでしょう。
お母さんやお父さんも
それなら、なおさら、お子様には
丈夫な歯を守ってあげてください。
歯は、ものを食べる器官として
大切です。
歯について関心を持つこと、
歯を正しく磨くこと、
きちんと噛んでおいしく食べる
こと、歯についてお子様といっしょに考え、実行していく幼児教育は、胃腸に負担をかけずに、
全身の健康づくりにつながる
第一歩です。
歯固めのしきたり
いろいろなお祝いごとがあります。
赤ちゃんが生まれると
生まれる前の妊娠5ヶ月から
安産を願っての帯祝いから
始まっているのですが、生まれて7日目に赤ちゃんに命名して
お披露目をするお七夜、
30日から33日目に長寿と健康を祈るお宮参りがあります。
100日から120日目に
お食い初めがあります。
生涯食べ物に困らないようにと、お赤飯や尾頭付きの鯛の焼き物、香のものやお吸い物のお膳を出します。
そこに小石を添えて、歯が丈夫になるようにと、歯固めがあります。
赤ちゃんはまだ食べられませんし、小石も噛めませんので、長寿の人が箸をとって食べさせる真似をする身内の行事です。室町時代から続いているしきたりですが、親をお子様の歯を大切にする気持ちにつながれば、とてもいいしきたりといえます。
まず生える乳歯
赤ちゃんは歯が生える準備をしています。
胎内にいるときから、
歯はもともと皮膚の一部、噛むのに必要な
歯茎の場所が固くなって歯に変化したものです。
人間だけではなくて、多くの動物にも共通する「皮膚を歯にする」遺伝子です。
生まれてから半年くらいで歯が生え始めて、
3歳くらいまでに20本の歯が生えます。
これは乳歯で、個人差がありますが、
6歳から12歳頃までに、
いったんすべて抜けて歯が生え変わります。
まだ赤ちゃんのあごが小さいので、
大人と同じ歯を入れる余裕がないからです。
この時期、むし歯になっても、
いずれ生え変わるのだからと楽観は禁物です。後から生えてくる歯の成長や
あごの発達を妨げてしまうからです。
永久歯に生え変わる
外からは見えませんが、
乳歯の根元では、永久歯が
控えていて、やがて、
乳歯を押し出すような感じで
成長して、20本の乳歯が抜け、永久歯に生え変わります。
乳歯が抜けると、下の歯は
上に伸びよと上に投げ、
上の歯は下に伸びよ下に投げる習いもあり、こんなことも、
子供に歯について意識させる
きっかけのひとつかも
知れません。
乳歯になかった歯や、いちばん奥に生える大臼歯を含めて、子供より12本多い歯が一生の歯になります。もう生え変わりません。
大臼歯が生えるのがずいぶん遅い人もいて、親知らずといわれています。あごの形が定まったところで、歯並びをしめくくる役割なのでしょう。
歯磨きの大切さ
大きな力が加わります。歯が固いものを噛むときには
いまの子供たちは、
ファーストフードなど、
柔らかいものを多く食べるので、野菜や果実など固いものも
食べる食生活が大事です。
また、ものを噛むことは、
脳を刺激して活性化することに
つながっているので、
毎日の規則正しい食事や、
きちんとものを噛んで食べる
(口の中で咀嚼する)という
習慣が大切です。
歯を大切にするためには、毎日朝晩の正しい歯磨きが大事です。
歯は丈夫でも、歯根を支えている歯茎の手入れが大事で、歯を磨くというより、
歯と歯茎の間をいつもきれいする、という歯磨きを、幼児教育の頃から習慣づけてください。
歯ブラシを外の歯に90度直角に当て、内側の歯も45度くらい当てて、
1本1本の歯と歯の間の汚れを残さないように、丁寧にきちんと小刻みに磨きます。
むし歯で歯医者さんに行くと、大人の人たちにも、手鏡を持たされて、
汚れている部分が赤く染まったのを見せられて、
歯ブラシを持って磨く練習をさせられたことはありませんか。
そのときからでも回復はしますが、毎日のことなので、
幼児のときにきちんと正しい歯磨きを習慣づけることが大人になって助かります。
現代では、むし歯よりも歯周病がやっかいで、全身病を引き起こす原因にもなっています。
お口の中ではじけるガム
海外の野球の選手など、 試合中にもガムを噛んでいる人が多いですね。
アメリカなど
ガムを噛むということは、脳も刺激されて、むしろいいのです。
最近、従来の板ガムに変わって
人気なのが、ガムの中にサラサラの液体の小さなカプセルが
埋まっていて、噛むと口の中で
はじけるスタイルの粒ガム。
噛むまでは、ガムの中で、
液体をカプセルにして分離して
いる糖分にヒミツがあります。
はじける液体にはミントやハーブなどの味がついていて、癒しの効果も誘います。
ガムで、最近、キシリトールという名前をよく聞きます。
キシリトールは、白樺の木などの天然素材からつくられる物質で、健康にも、エコにもつながるとされて人気があります。
学問のしおり
国語
「歯や、噛む、ということに関する言葉を集めてみましょう」
子供たちに考えてもらって、
黒板に書き出していき、
「歯の機能」「ものの食べ方」
「むし歯の予防」「歯磨きの仕方」「動物の歯」などいろいろな
カテゴリーに分け、それぞれに
標語をつけて、大切なことは
日常の生活の中で
習慣にしましょう。
たとえば、歯ブラシの正しい使い方、寝る前にも歯を磨くなどの分野を強調します。
算数
決まっているのですか」「歯の本数は
乳歯は20本、みんな永久歯に
生え変わります。
乳歯になかった歯も新しく生えて、32本が大人になっても、
もう生え変わらない歯です。
だから歯を大事にしましょうね。
理科
「動物の歯も生え変わるの?」
歯が鋭く大きいことで恐ろしい
サメやワニは、体の成長とともに、何回も歯は生え変わります。
トレードマークの歯を成長し続ける遺伝子をサメやワニは勝ち得たのでしょうね。
社会
「むし歯の日ってありますか?」
むし(64)で、6月4日がむし歯の日になっています。でも、その日だけではなくて、お子様には「毎日がむし歯の予防の日なのよ」と教えてください。
発展途上国に余っている歯ブラシを送ったり、天然のキシリトールを使うので植樹などエコで還元したりと、ガムのメーカーや歯医者さんが、社会貢献活動を行っています。

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