想像がひろがります。
地図はぼんやり見ているだけでも
最近はいろいろなテーマ別に、写真や
情報をたっぷり使った、世界地図が出ていて、
自分の好きなジャンルや時事問題など、
どこから開いて見ても楽しめます。
世界地図は、お子様の国際的な感覚を養う
格好のメソッドです。
そのためには、お母さんに、
まず、世界をイメージしていただくといいですね。
世界を幼児教育のテーマとして、
地図から見つめてみました。
どれくらいの国を知っていますか
世界の白地図を前にして、 みんながよく知っている国は、
高校生の場合ですが、
アメリカ、ブラジル、インド、
北朝鮮、フランスなどで、逆に、
知らなかったのは、イラク、
スイス、ベトナムなどでした。
イラクをイランと混同したり、
フィンランド、ノルウェーが
曖昧だったりしています。
世界地図を正確に覚えなくても、
お子様といっしょに、テレビを見ているときに、
「中国とチベットはなぜもめているの?」 「象はどこにいるの?」
と不意に聞かれたとき、
お母さんの知識を試されているのではなく、
子供たちが入ろうとしている世界への入口を開けてあげる点で、
親の国際感覚も求められます。
きちんと答えてあげなくても、そうか、と思うきっかけを
やさしい言葉で与えてあげたいものです。
そう心がけると、親がきちんと新聞を読まなきゃ、というおまけも付いてきます。
自分の好きな分野から世界を覗いていく
世界から見ても、日本という国がどこにあって、何について知っているかは、
かなり低いと思われるように、私たちもたくさんある世界の国々についての
所在や認識を持っているわけではありません。
自分の好きなテーマや、接した情報を手がかりに、
ひとつひとつ、世界の国々になじんでいけばよいのです。
たとえば、文化の面からいくと、オリンピックが生まれたのはギリシャのアテネ、
「ムーミン」のトーベ・ヤンソンはフィンランドの人、
ルネッサンスが栄えたのはイタリアのフィレンツェ、コーヒーの原産地のトップはブラジル、
歌手のシーナ・イーストンはオーストラリアの人、などなど、
脈絡はなくても、何から親しんでいってもいいと思うのです。
スポーツの好きな人はスポーツマンの出身地や、強いチームの国から親しんでいく、
歴史の好きな人は歴史から入っていくというように、覚えることよりも、
なじんでいくことがいいと思います。世界の童話から入って行くのもいいかもしれませんね。
好きな国がひとつ、ふたつイメージできれば、連鎖的に知識や情報が広がっていって、
アタマの中に世界地図ができていきます。
大切なのは、世界オンチ、国際オンチにならないで、
子供たちが目を向けようとしている世界への上手な橋渡しをしていただくことだと思います。
地球儀がしゃべる?
「トーキンググローブ」という、
ヒットした商品の中に
世界の国々を音声で教えてくれる地球儀があります。
見た目にはふつうの地球儀ですが、知りたい国にターゲットを
当てて、ボタンを押すと、
その国の情報を地球儀が話してくれて、操作を繰り返すうちに、
地球を旅しているような感覚に
させてくれます。
親子で楽しめるクイズもついていて、国名や首都から場所を当てる機能もあります。
英語とのバイリンガル機能もあり、英語のリスニングもできます。
テレビなどで、
「日本時間の○時○分」というときに、
地球の裏側とはどれ位時差があるのだろう、と確かめてなるほどと思う実用性もあります。
地球儀としては安い価格ではありませんが、この商品をお奨めしているわけではなくて、
それぞれの好みや遊び心で、世界の国々を楽しんで下さい、ということです。
話題から世界を見る
世界の国々に親しんでいくのも ひとつの方法です。
いろいろなエピソードから
マカオという小さな国がい
ま経済的な成長で
注目されています。
かつてポルトガルの植民地で
あったマカオは中国に返還する際、ヨーロッパの移住権を
獲得したことから、カジノが
盛んなことでも知られています。
日本語を最も学んでいる国は
どこでしょう。韓国、中国、
オーストラリアで、
それぞれ30万人以上が
日本語を学習しています。
世界情勢の中での日本との関係が近いことを感じさせてくれますね。
世界遺産が最も多い国はイタリアです。
ルネッサンスという一世を風靡した文化の遺産がいまも多く残っているからです。
次いで、中国、ドイツ、フランスなど、それぞれ30件以上の登録があります。
逆にOECDの統計でいちばん借金が多い国は、日本で、しかもダントツです。
日本の経済や生活、大丈夫なのでしようか。
という具合に、いろいろの方法でアプローチしてみてください。
日本のことだけでも大変ですが、切り口や話題も豊富にあり、「知的世界」に遊べます。
国際化時代、やがてお子様は、ハネムーンや、観光旅行や、ビジネスで、
いろいろな国に旅行することでしょう。世界の文化にふれる体験の入口に、
世界地図があります。
学問のしおり
・ 国語
「いろいろな国があれば、言葉も
ちがいますね」
民族や風土が違えば言葉も
違います。
中国語とひとくちにいっても
55もの民族があり言葉も
違うので、政治も大変です。
日本でも、ゴミを出す袋や、
地下鉄など電車でも、
他国語でも案内しています。
・ 算数
「人口の多い国はどこですか」
中国が最も多くて13億人、
インド11億人、アメリカ3億人、
インドネシア2億人、
日本は10番目で1億2800万人です。
国土が狭い割には多いですね。
・ 理科
「南半球では世界地図は南北逆さまですか」
オーストラリアなど、自分の国を中心だと便利ですからね。
教室などに貼ってある見なれた世界地図は、メルカトル図法によるものです。
正距方位図という方法で球の中心に目的地を置く地図があります。
この手法で東京を中心に球体を描くと、
ソウル、香港、上海、台北がいかに近いかわかります。
・ 社会
「旅行をするとその国の通貨に交換しますね」
世界の通貨はそれぞれ違います。なじみのあるところで、
アメリカのドル(1ドル=約115円)、イギリスのポンド(1ポンド=約237円)、
EU通貨圏内のユーロ(1ユーロ=約165円)、アジアでは、中国の元(1元=約15円)、
韓国のウォン(1ウォン=約0.1円)、
インドネシアのルピア(1ルピア=約0.01円)などです。

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