コンセプト
サツキとメイの家、 映画「Always三丁目の夕日」など、昭和30年代の頃、
引き継がれている昔懐かしい
おもちゃ遊びに
メンコやおハジキやベーゴマがあります。
ちょっとレトロな幼児教育ですが、そこには当時の時代や
サブカルチャーが反映されて
います。
男の子の遊びの定番
女の子は、おハジキ、お手玉、まりつき、男の子はビー玉、メンコ、ベーゴマなど、
その小さな世界の中にも、当時の漫画文化や時代背景を写した
広い世界がありました。
だれにでもできる、わかりやすいおもちゃ遊びでしたが、
それぞれちょっとしたコツがあるのです。
トランプくらいの大きさの厚紙でできたメンコ。地面に叩きつけるだけですが、
相手のメンコを裏返したら勝ち。相手のメンコのすぐ脇に叩きつけて起す風圧がコツ。それだけの遊びですが、赤胴鈴之助、鉄腕アトム、月光仮面、鉄人28号と、
自分がお気に入りのヒーローが勝ち進むことで、勲章になっていきます。
ベーゴマは紡錘形の底にぐるぐると紐を巻いていって地面で回し、
相手のコマを倒せば勝ち。単純な遊びですが、巻いた紐をしっかり持つ指の感覚や、
サッと水平に地面に降ろして垂直にコマを立てるのがコツ。
玉が飛び出す鉄砲2B
いつの時代にも子供はアブナイものが大好きです。
撃つとパンッと破裂音が出るピストルがありました。
男の子たちは、敵味方に分かれて、西部劇のOK牧場の決闘など、
それぞれの臨場感をもって撃ち合ったものです。
しかし、なんと、昭和30年代半ばに、銃口からほんとうに玉が飛び出す
マジックコルトが登場したのです。より本物に近いおもちゃとして、
瞬く間にみんな保安官になりました。
珪藻土を丸薬のように丸めて、アルミ粉をまぶした銀色の弾丸で、
銀玉鉄砲と呼ばれていました。
後部の引金をビィーンと引いて一発ずつ発射するものです。
流行の和製スパイの漫画「秘密探偵JA」のエージェントになって
原っぱや路地裏で撃ち合いました。
これは室内でも遊べましたが、さらに過激になったのが2B弾。
5センチほどの円筒の先にマッチ棒と同じ火薬が塗られていて、着火後、
煙が白から黄色に変わるとやがて爆発するものです。
ちょうどカウボーイがマッチを革のベルトでシュッとこすって
タバコに火をつけるカッコウです。
当然、ケガを負わせたり、ポケットの中で爆発したりして事故が起こり、
製造中止になりました。いまではとても考えられないおもちゃです。
昭和の下町文化に詳しいフォークシンガーのなぎら健壱さんは、
「ギリギリまで持っていられるかという度胸試し。
もし投げるのが遅れたら怪我をしてしまうとあって、この遊びはドキドキものでした。
爆発の直前に放り投げて空中で爆発させるのが「かっこい!」
と思われていたのです。」(中日新聞社「Clife」2007年11月)
ダボ爺のゴム銃
銃を撃ちたい、というのは、時代にかかわらず、人の遊びの本能のようです。
鉄砲の代わりに木工用の板を銃の形に貼り合わせて、
ゴム弾を発射して精度を競う遊びがマニアの間に広がっています。
日本ゴム銃協会というのがあって、中心になっているのは、
愛知県武豊町の内田さんという人。
ダボ爺と呼ばれて、ゴム銃の開発者であり、名手でもあります。
ゴム銃にはトリガー直結式、瞬間開放式などいろいろ、連発銃や、
バズーカ銃もあって、
少しずつ射撃感覚やクセの心得も違うところを楽しんで改良を重ねています。
使用弾は♯16輪ゴム、射的に当てる精度を競い、各地で大会もあります。
ダボ爺のホームページには、ゴム銃の制作キットが紹介されています。
銃といってもやさしく平和です。イラクなど戦争や自爆が絶えない中近東、
本物の銃をゴム銃に代えてほしいです。
リカちゃん、40年で4代目
女の子の遊びは、お手玉、おハジキ、まりつき......
でも、なんといってもお人形さんが友だち。昭和42年にリカちゃんが生まれて、
香山リカももう40才になりました。
実はリカちゃんより先にリカちゃんが住むハウスが先に作られたのです。
当時人気だったバービーやタミ―ちゃんはアメリカ生まれの大柄だったので、
タカラが海外のブームを真似て発売したビニール製のハウスに入りきれなかったので、日本の女の子に合う人形が必要になったのです。
リカちゃんは、いま4代目、顔やスタイルも変化して、
2代目は瞳の星が1つから3つに、鼻も少し高くなり、3代目は髪がストレートになり、
耳にはピアスが、4代目は身長が1センチ伸びるなど、時代を写しています。
最初は1部屋だったハウスも、大阪万博後はマンションにお引越し、
白い家具シリーズが入って、ひろびろしたオクションへ、
21世紀にはハートヒルズでセレブな都心暮らしへ、
リアル志向を受けていまや三角屋根の戸建てに。
リカちゃんハウスのテーマもファミリーになりました。

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