絵本 子供よりお母さんのために

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コンセプト

 

j0411773.jpg子供にどんな絵本を与えたらよいのだろう。

お母さんがいちどは感じる疑問ですね。

 

本屋さんにも絵本のコーナーが増えて、

目移りしてどれを選んだらいいか迷いますね。

どんな絵本でもいいのです。

絵本を選ぶときに何が良い、というルールは

ありません。

 

お母さんが気に入れば

それがいちばん良いのです。

 

好きな洋服を選ぶような感じでお好きなものを

選んでください。

 

絵本は絵や文の幼児教育ではありますが、

それ以上に、お母さんと幼児のこころの

触れ合いを高める幼児教育でもあるのです。

 

子供のためではなく、お母さんが好きなものを

 

j0430644.jpg子供に絵本を読んであげる、

ということは意外に

疲れるものです。

 

でも、お母さんが好きな本なら疲れませんね。

子供たちが喜ぶ前にお母さんに感動していただきたいのです。

 

ちょうど、この幼児教育の

コンテンツが、幼児といっても、

まずお母さんに語りかけているようにです。

 

 幼い子に文字や絵や理屈を教えようとすると、

とたんに子供は絵本が面白くなくなります。

子供は不思議なこと、何かわからないけど気になること、

面白そうなことに出会うと自分の中に取り込んで、巨大なイメージをひろげています。

決めつけられると、イメージが制約されてしまって自由に遊べなくなります。

文字や絵やお話で言いたいことは自然に覚えていくものです。

 

 

子供は自由に心を働かせている

j0401068.jpg 

画家の安野光雅さんは、

絵を感じることは風景を

感じることと同じで、風景に

説明はついていないでしょう、

と言っています。

 

絵で感じる楽しさ、不思議、

成り行き、など、子供

が自由に自分の世界として

つくりだしていきます。

 

駆け出したくなるような

お日様に照らされた野原、

動物と出会いそうな森、

しとしと雨が降っていても

子供は濡れようとする、

だんだん近づいてくる街、

お友達になりたい絵本の中の子供たち。

 

絵は、親が思う以上に、子供の直感や感情や想像力を働かせています。

絵本を読み聞かせるのではなく、子供が思うがままの世界をひろげてあげてください。

 

 

子供が参加する絵本

 

松谷みよ子さんの「いないいないばあ」が世代を超えて40年読み継がれています。

あかちゃん向けにワンワンやニャアニャアがにっこりしている

絵本をつくっていましたが、赤ちゃんが参加できて親子が交流できるもの、

赤ちゃんとの最初の遊びとして、「いないいないばあ」が

画家の瀬川康男さんの絵をつけてできました。

 

0歳の子供でも、トンネルのところで、「のせて、のせて」とお膝に乗っけてあげて、

トントン揺らすと、「トンネル、トンネルまっくらね」とか、

トンネルを出ると、明るくなって、「でた、おひさまだ」と喜ぶのだそうです。

0歳の子供はまだトンネルを知らないのに、です。

 

児童文学者の宮川ひろさんが、「語りは母乳です」と言っているように、

絵本は自分にでもつくれます。

わが子のための1冊をつくることを、松谷みよ子さんも奨めています。

 

 

教室で朝読

 

j0427686.jpg福音館の田中秀治さんも、

絵本をつくるにあたって、

朝から晩まで保育園にいて、

子供たちといっしょに遊び、

ご飯を食べ、散歩をして、

出版前の原稿を読んで聞かせて反応を確かめているといいます。

 

小学校などで、朝の10分を

先生が本を読んで聞かせる

「朝読」が全国的に

ひろがっています。

 

がやがやと騒がしい朝の教室が、本を読んで聞かせているうちに静かになって、

授業にスムースに入っていけるのだそうです。

本は、勉強に入りたがらない子供たちの心を、

温かくリセットしてくれているのかも知れませんね。

 

そんなときによく朗読される本に黒柳徹子さんのエッセー

「窓ぎわのトットちゃん」があります。

とっぴな行動で小学校を退学になった1年生のトットちゃんが、

素晴らしい校長先生がいる教室が電車の新しい小学校に転校して、

元気いっぱいにすごす笑いと涙のお話です。

 

1篇が短く、ヤマがあって、お話全体の流れもあり、教室の「朝の連続小説」にも

いいのでしよう。本は、先生と生徒がいっしょに紡ぎ出していく、

その教室の文化です。先生と生徒の良い関係が、いっそうお話の魅力を高めます。

 

 

「うちどく」でゆたかになる家族の会話

 

j0431092.jpg小学校の「朝読」があれば、

最近では、「うちどく(家読)」がブームです。

これも、本を読むというより、

親と子の関係をさまざまに

変化させ、驚きや珍しさや

会話を生じさせる効果があるといいます。

 

「うちどく」をすれば、

家族の会話が変わる、

お父さんが参加してくれて話をするようになる、台所とかベッドとか居間とか、いろんな所が文化の場所になる、「うちどく」コーナーに本がたまっていく、

など家族のコミュニケーションがゆたかにひろがります。

子供は読んだり、聞いたりしたことを親に話をしたいし、親子の対話がひろがります。

 

子供の頃に親といっしょにすごした本の世界は、いつまででも覚えていて、

心の支えになっていきます。本は、作者・画家と、親と、子供と、

先生をぐるぐるつないでいる輪に命が通う幼児教育のシステムといえます。

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このページは、gallopが2008年5月19日 14:50に書いたブログ記事です。

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