コンセプト
あるのでしょう。子供の体力はいまどれくらい
体育の日(2007年)に
因んで文部科学省が
新体力テストのデータを新聞に発表しました。
新体力テストとは、握力、
上体起し、長座体前屈、
反復横飛び、
200mシャトルラン、
50m走、立ち幅とび、
ソフトボール投げなどの
基準で測定するものです。
小学生以上を対象にしていますが、就学してからでは遅い、いまのうちに、
お母さんの心得として、子供たちの体力づくりの幼児教育の参考にしてください。
親の世代の方がすぐれていた運動能力
子供だった親の世代の、 50m走、11歳の子供と、昭和60年に
下がっています。
50mでは、男子で8.87秒から8.95秒に、女子で9.00秒から9.20秒に走る能力が
低下しています。
ソフトボール投げでは男子で
34.0mから29.8mへ、
女子では20.5mから17.8mにかなり低下しています。
運動能力は20年前に比べると大きく下がっていますが、
この10年間は低下が鈍化している、ということは、
運動が少ないライフスタイルが定着してしまって、
これ以上は下がらないという皮肉な現象らしいのです。
日頃の運動や朝食、睡眠が大事
していない人は20年前に 比べて明かに差が出ています。実際に運動している人と
50m走は毎日運動している人の低下率は男子で-1.6秒、女子で-0.5秒なのに、
運動をしていない男子は
-4.9秒、女子で-3.7秒と、低下巾が大きくなっています。
ソフトボール投げでも、毎日
運動をしている男子で
-8.2m、女子で-7.1m
なのに、運動をしていない人は男子で-21.3m、
女子で-17.9mと、
かなりの差があります。ふだん運動を行うことで運動能力には差が出ます。
運動ばかりでなく、朝食を食べる子は食べない子よりも、
睡眠時間が多い子は少ない子よりも、運動能力が高く、
その差は12歳から13歳頃に顕著に開いていきます。
健康3原則
健康になるための3原則として、栄養、運動、睡眠があります。
体力をつけ、
食事はその日のエネルギーとして使われるばかりか、
筋肉や骨などの体をつくります。
朝昼夜と規則正しい、
バランスのとれた食事の
習慣づけは大切です。
偏った食事は、太りすぎや
瘠せすぎの原因にもなります。
運動は筋肉を強化し、骨折しにくい丈夫な骨をつくります。
子供の骨折は10年前の1.5倍に増えています。血液の流れもよくなり、
姿勢の正しさにもつながります。
「寝る子は育つ」といわれるように、睡眠は身心の疲れをとり、
病気に対する抵抗力をつけます。文部科学省でも健康3原則を提案しています。
子供の冒険広場の回復
道路が舗装されて空き地が減り、
公園があってもキャッチボールやサッカーは
禁止されています。
これではいけないと、子供たちが土の山を
掘ったり、木に登ったり、飛び降りたり、
泥んこになる冒険遊びの広場が少しずつ
増え始めました。
東京都世田谷区の住宅地にある
「のざわテットーひろば」をはじめ全国で
230ヶ所、10年間で4倍に増えていることが
朝日新聞の体育の日(2007年)の社説で
紹介されています。
「危険だから」の親心で何もさせないよりも、
子供自身が危険の限界を考えながら遊ぶ
判断能力もまた必要ではないでしょうか。
公園や遊び場でのケガはむしろ、
鉄の遊具の仕掛けや大人が考えたつくりものに
かかわる場合が多いように思います。
運動能力はさまざまな能力にかかわっている
体力を向上させる
運動神経には、筋力、瞬発力、持久力、平衡性、敏捷性などが
結集して発達しますが、
10歳までが伸びる時期です。
そのいくつかを
覗いてみましょう。
反応する能力は笛でスタート
する瞬間や飛んでくるボールを定める能力。
定位能力はバスケットボールをドリブルしながら渡す相手に
シュートを測る力。
識別能力は野球やテニスなどのボールにバットやラケットを対応させる力。
リズム能力はボールや人の走りなどの先をよんで動く音楽的な感覚。
バランス能力は不測の事態や支障を巧みに避けて再起する力。連結能力は
スピードの強弱や方向を操る力。
変換能力は相手の動きに対して素早く反応する力。
それらの能力はスポーツクラブや体育の授業でも養われていますが、
立ったまま靴下を履く、階段を上るときなど、日ごろの生活の中のちょっとしたくふうで
身についていく面も多いのです。
(「日経Kids+」、2007年7月を参考にしています。)

コメントする