携帯電話 無言の凶器にもなる

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コンセプト

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親御さんの誰でもがいちどは

戸惑うことのひとつに、

子供に携帯電話を持たせるか

どうか、ということがあると

思います。

 

幼児のうちはとにかく、便利な面もあり、小学生も高学年に

なると持たせ始める傾向に

あります。

 

このホームページでは、

携帯電話を持たせることに

やや賛成しかねる立場からの発言なので、それをご承知の上なら読み続けてください。

 

携帯電話は、モノではなく、

人と人とのコミュニケーションのあり方を問う社会学の幼児教育なのです。

 

携帯電話で話す

 

いざというときでも子供とすぐ連絡がとれる、という携帯電話の機能は便利ですし、

まして幼児や子供が小さい場合、居場所を確認できて安心です。

 

問題は、電話でお話をするという使い方ではなくて、お話をしないこと、メールです。

人と人とが肉声でお話をするのなら、相手の気持ちをわかって応答でき、

目的を告げることができるし、友好を確認することもできます。

でも、携帯電話の画面上の文字には、音声も聞こえず、

ハンドルネームや書き込みには発信者が誰かもわからない

不安や危惧があることもあり、悪意がなくても、

心の闇に簡単に落ち込んでしまう怖さがあります。

誰からかお互いにわからず、文字の暴力で、誰もが被害者になり、

誰もが加害者になってしまう危険があります。

 

実に携帯電話のヘビーユーザーの4割以上が

携帯電話をほとんど通話に使っていない

(モバイルマーケティングデータ研究所)といいます。

メールやダウンロードのネット利用の通信が増えているのです。

 

 

「学校裏サイト」

 

j0400738.jpg手の平におさまる

小さな道具の奥に、

ともすれば人の命にかかわるほどの脅迫やいじめや詐欺などの凶器が潜んでいて、

自殺や登校拒否などの被害が続出しています。

 

その筆頭は「学校裏サイト」と

呼ばれる、誰もが自由に

立ち上げられ、

ハンドルネームで自由に

書きこめる2チャンネルや

「プロフ」と呼ばれる自己紹介サイト。

 

ウザイ、キモい、死ね、などの

いじめのスレットが立てられれば、どんどん悪口が書き込まれて、

正体不明の無言のいじめの闇に落されていきます。

 

だれかがスケープゴードにまつりあげて、いじめ尽くす顔の見えない暴力です。

いじめる人にとって、いじめは暗い快感であり、ネガティブな祝祭なのですが、

こんどはいつ自分がいじめられる立場に立たされるかも知れない恐怖も

共存しています。

 

ある調査で、中高生の6割が裏サイトの存在を知っており、

5割が友だちの悪口やいじめの投稿を見たことがあり、

2割の人が悪口やいじめられた経験がある、といっています。

(「アエラ」2007年3月26日号)

 

裏サイトの多くは、親も気付かず、

気付いたときには悩みが深く進行している場合が多いのです。

携帯電話による被害は大人がつくったビジネスモデルが突っ走った後の

不幸な残骸でもあります。

 

 

有害サイトにはフィルタリングを

 

bus0048-009.jpg子供たちにとっての

もうひとつの不幸は

有害サイトへのアクセスで、

「プロフ」が猥褻や援助交際につながる一面もありますが、

ネットには、猥褻画面、出会い、詐欺まがいの情報があふれています。

 

現在では青少年の健全な

育成に不適合と思われる

サイトに「フィルタリング」を

かけて見られなくなるサービスを電話会社が

無料で行っていますので、

子供に使わせる前にそうすることをお奨めします。

 

「安心・有益」とお墨付きのサイトにつなげるホワイトリスト方式(au)、

有害と判断されるサイトにはつなげないブラックリスト方式

(NTTドコモ、ソフトバンク)などがありますが、フィルタリングでも万能とはいえません。

 

内閣府の調査によれば、フィルタリングのサービスがあることを知っているのは父親で32.3%、母親で16.5%にとどまっています。

実際に携帯電話かPHSでフィルタリングサービスを使っているのは、

小、中、高校生のいずれの場合もわずか1%前後だったといいます。

(朝日新聞、2007年9月30日)。

子供の携帯電話は親の名義で契約することがせめての対策でしょうか。

 

 

携帯電話は子供に持たせない

 

j0405644.jpg「すぐ連絡できる」

「子供の居場所がわかる」

などのメリットもあり、

使い道がはっきりわかって

いれば問題ないとしても、

携帯電話は子供の領域を

超えてしまっています。

 

親がはじめて子供に携帯電話を持たせたのは、

 

「高校生になってから」

(38.3%)、

 

「高校を卒業してから」

(20.8%)ですが、

子供が中学生以上になってからが多くなってはいます。

(朝日新聞、2007年9月2日、アスパラアンケート)

 

 

ふだんのコミュニケーションのあり方が大事

 

082-706.JPGしかし、携帯電話は、

人と人とのゆたかな

コミュニケーションツールと

しての使い方やマナーを遵守

れば便利で、連絡であれ、仕事であれ、

行動を広げてくれます。

 

日常の人と人とのコミュニケーションと同じで、心のこもった

会話、思いやりのある応対、

出会いを活かす楽しい場づくり、大切な情報のやりとり、

家庭での、親と子の温かい会話や行動、子供を見守るやさしさや愛情など、

心や情報が通い合うツールとして位置付けることで、

ネガティブな面を淘汰していくことだと思います。

 

幼稚園や学校でも、毎日の生活の中で友だちどうしいい関係ができていれば、

曲がった使われ方も減るのではないでしょうか。

全くなくならないまでも、社会的な前提と、

人間としてのモラルやマナーがないところに、健全な使われ方はないと思います。

 

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このページは、gallopが2008年5月16日 14:35に書いたブログ記事です。

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