コンセプト
幼児のうちから、クラシック音楽やミュージカルやオペラなど、
音楽を生で体験することは、とてもいいことです。
音楽をわかるとか、学ぶ、とかいうことではなくて、生の舞台や演奏に触れることは、
これから発達していく子供たちの感性や情操の素地を耕します。
芸術やアート、と難しく考えないで、親子でコンサートに出かけてみませんか。
2007年に行われたイベントの中から、
親子で楽しめるものをランダムに拾ってみました。終了した公演ですが、
これから親子でいくときに、選択の目安になるのではないかと思います。
コンサートはからだ全体で芸術やロマンになじむ幼児教育の楽しさがあり、
大人もいっしょに楽しめます。
「スペース・トゥーランドット」
新国立劇場の夏休みの子供優先予約の企画として、6月に上演されたオペラです。
ずっこけ悪役や美しいお姫様が大活躍する、プッチーニ作曲の美しい旋律を、
プロジェクトのオペラ歌手とオーケストラが演奏する、
宇宙を舞台にした愛の物語です。
親子で楽しむ名フィル・コンサート
中部では豊田市コンサートホールで、
親子で楽しむ名フィル・コンサートが7月に開催されました。
ベルリオーズ、ドビュッシー、ルロイ・アンダーソン、ビゼー(「アルルの女」)、
ポンキエルリ(歌劇「ジョコンダ」より「時の踊り」)、
シベリウス(「フィンランディア」)など、どこかで聞いたことのある名曲ばかり。
夏休みらしい「海のメドレー」、岡野貞一の「ふるさと」、
久石譲「となりのトトロ」より「さんぽ」など、みんなで歌うプログラムもありました。
日生劇場「国際ファミリーフェスティバル」
本格的なクラシック音楽を親と子で楽しんでもらうことに力を入れている日生劇場では、2007年も夏休みに、6歳以上(一部4歳以上)の子供と親を対象にした
「国際ファミリーフェスティバル」として、本格的な音楽イベントが開催されました。
シエナ・ウインド・オーケストラの吹奏楽による、
観客参加で曲が進行する「楽器の国のアリス」、人形と人間がダイナミックに踊り、
アップテンポな歌を歌う「ちいさな山神スズナ姫」、
歌とバレエをファンタジックにつづる音楽ドラマ「チャイコフスキー~わが心の旅」、
劇団文学座と組んでのステージ「若草物語」、
バレエの定番「白鳥の湖」などのゼイタクなプログラムがぎっしりつまっていました。
ミュージカル「赤毛のアン」
全国ツァーのミュージカル「赤毛のアン」が2万人の観客の心をゆさぶりました。
主演アン・シャーリーに島谷ひとみ、マリラに安奈淳を迎え、
天真爛漫な少女アンが出会いと別れを繰り返して、美しく成長していく物語です。
赤毛のアンをめぐるプリンス・エドワード島のツァーが人気を呼んでいます。
アンのようにカナダ人の家庭で家族の一員として
アンの世界を体験するホームステイとしての旅行で、
赤毛のアンの人形作りやパッチワークのキルト作り体験とともに、
毎夏行われるシャーロットタウンフェスティバルのミュージカル
「赤毛のアン」も鑑賞できます。
劇団四季の「ふたりのロッテ」
日本のミュージカル界を席巻している劇団四季のファミリー・ミュージカル
「ふたりのロッテ」が2007年秋に公演されました。
オーストリアのザルツブルグで夏休みを過ごしにやって来たおとなしい少女ロッテと、
お転婆なルイーゼ、すっかり仲良しになって双子だったことに気付きます。
ウィーンとミュンヘンで別々に暮らしていた両親といっしょにすごすために、
ふたりの少女は作戦にとりかかりました。
いたいけな勇気と努力であたたかい4人の家庭を取り戻すストーリーは多くの
人たちの感涙を誘ってきました。(演出/浅利慶太、作曲/いずみたく)
親と子に見ていただきたいこのようなミュージカル、
機会がありましたらごいっしょに楽しんでください。
芸術の力が親と子の関係をいっそう楽しくします。
原作もそれぞれ名作で、オルコットの「若草物語」、モンゴメリの「赤毛のアン」、
ケストナーの「ふたりのロッテ」は絵本や映像でも楽しめます。

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