コンセプト
多くの動物が絶滅の危機を迎えている一方、既に1億年前に絶滅した 恐竜の骨がどんどん発見・発掘されて 存在感を増してきています。 恐竜は人の文明などなく、 すべてが自然だった地球の平和を 象徴しています。 恐竜がかつて実存したことの事実と、 現存する哺乳類とは姿や動作を全く 別にすることで、恐竜には太古にも 未来にも、バック・トゥ・ザ・フューチャー する、ロマンがあります。 恐竜展や博物館で実物を見ることが でき、映画やDVDにもなり、絵本や ゲームやフィギュアでも遊べて、 恐竜は、地球からファンタジーまでの 巨大な世界を闊歩する、 幼児教育のテキストです。 大人も、子供も地球と自然と生物を全く共通の言葉で語り合えるロマンがあります。
日本にも恐竜がいた
日本には恐竜はいないと思われてきました。日本列島は地殻変動が激しく、
海底が隆起した地層が多いと思われていたからです。
しかし、日本が大陸と陸続きであったことを恐竜の骨が示しており、
発見されている地域はほぼ日本全土に及んでおり、岩手県岩泉町(モシリュウ)、
群馬県神流町(肉食恐竜)、三重県鳥羽市(トバリュウ)、
和歌山県湯浅町(カルノサウルス類)、熊本県御船町(ハドロサウルス類)など
20ヶ所以上に上ります。
恐竜の化石が集中して見つかっている手取層群
いままで最も多くの骨格が見つかっているのが、
福井、石川、富山、岐阜の4県にまたがる手取層群といわれる地層です。
約1億~1億4千年前の白亜紀前期といわれる、かつて川や河口だった地層です。
2007年7月、その手取層群の福井県勝山市で、
長い首と長い尾で四足歩行する大型の草食恐竜「竜脚類」の
左前脚と見られる骨が見つかりました。続いて前足の上腕骨も見つかり、
これが見つかれば完全な姿が復元できると思われていた大腿骨も見つかりました。
全長30メートル近くの国内最大級の、しかも新種の大型草食恐竜であると推定されており、今後の発掘が期待されています。
発掘後に、福井県立恐竜博物館に展示されました。
全身発掘が期待される丹波の草食恐竜
さらに驚くべき発見がありました。兵庫県に篠山、丹波両市にまたがる
白亜紀前期の篠山層群があります。
ここで2005年に地元の2人の地学愛好家が偶然発見した化石のかけらがきっかけで、
とてつもない草食恐竜の全身発掘への夢がひろがっています。
出土したのは、肋骨の大きな塊、尾の骨の尾椎(尾の先)と尾椎の下部に
房のようにぶらさがっている血道弓といわれる部分など1200点が見つかっています。
とりあえず丹波竜と名付けられていますが、
骨片から全長が20メートルを越すティタノサウルス類という大型の草食恐竜と推定され、
日本のみならずアジア最大級のものと思われています。
保存状態も良く、全身出土が期待されています。
夏は増水して水につかるため、10年をかけて冬場ごとに発掘されます。2008年の発掘を取材したNHKのニュース(2月11日午前7時台)でも紹介されました。
そこで、国立科学博物館の真鍋博さんは、丹波と手取層群の発見に触れて、
日本の恐竜研究が大きく前進する予兆があると解説しています。
福井県立恐竜博物館ではタイと共同で発掘や研究に取り組んでいます。
瑞浪化石博物館で化石発掘を体験
化石の町瑞浪に瑞浪市化石博物館があり、1700万年前の幻の動物といわれる
デスモスチルスの頭骨と全身骨格のレプリカが展示されています。
松や杉の樹脂が固まった琥珀を顕微鏡で見ると、中に閉じ込められた虫がいます。
「ジュラシックパーク」の始まりを見るようです。
近くに、奥行きが70メートルもある化石の地下壕があり、
二枚貝などの化石が浮かび上がって見えています。
化石の宝庫といわれる一帯は県や市の天然記念物でさわれませんが、
少し離れた土岐川の河原にある野外学習地では、許可をもらえば
タガネやハンマーで化石採集を体験できます。
サメやクジラやアジア最古のエボシガイの化石が見つかることもあります。
化石や恐竜を見に行こう
そのほか、化石や恐竜に出会う中部の博物館には、
豊橋自然史博物館(ティラノサウルス、トリケラトプスの骨格展示)、
岐阜県博物館(イグアナドン、アロサウルス、ステゴサウルスなどの骨格展示)、
瑞浪市地球回廊(大戦時の地下壕270メートルの地下ミュージアムで
46億年前の地球へタイムトリップ)、
白山恐竜パーク(ディプロドクスの骨格展示)などがあります。
ジェットコースターばかりがアミューズメントではありません。
お子様が持っている限りなくひろい宇宙に、
もうひとつ知のエンタテイメントをひろげてあげてください。
一度体験することで、映像や絵本など恐竜の文化や地球の秘密につながります。

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