私たちは毎日、日の出とともに
起き、顔を洗い歯を磨いて、
一日を始め、日が沈んで夜に
なって寝る、という生活を
繰り返しています。
私たちはふだん呼吸している
空気を意識していないように、
宇宙から見れば丸い小さな地球の上にいて、その地球は
規則正しく天体の法則にそって
動いていることを意識してはいません。
地球は24時間かけて独楽のように自転しながら、太陽の周りを365日かけて周っています。地球はなぜぐるぐる自転しながら、太陽を軸に周っているのでしょうか。
周っている独楽がいつか停止して倒れるように、止まってしまうことはないのでしようか。
太陽を公転する軌道から外れてしまって宇宙の彼方に飛ばされていく心配は
ないのでしようか。
天体の不思議、太陽と地球の不思議を、幼児教育として考えてみましょう。
60億キロの太陽系
地球は太陽の周りをまわっている、
太陽に近い3番目の惑星です。
水星、金星、火星、木星、土星など、
少なくとも9つあり、その円周は
60億キロメートルにもなります。
真空に近い静かな天体で指標も地図もないのに、規則正しく営まれている宇宙の神秘に
驚かされます。
最近、冥王星が小さくてガス状の塊というので
太陽系の惑星から外されましたが、
一方新しい惑星も見つかっています。
太陽を中心に、太陽系とは全く異なる楕円形の
軌道で周回している彗星や、
1万5000年かかって太陽を周っている
セドナなどが見つかっています。
ほんとうに天体の運動は不思議です。
核融合を繰り返している炎の塊
太陽は星間ガスが自分の重力で縮んでできたものですが、
そのときに円盤状の軌道を生じて、太陽の周りを周り続けるいくつかの惑星が生まれました。太陽は原子核どうしが近づいて起こる核反応を繰り返しているエネルギーの塊です。
太陽の元素の大半は水素で、水素の陽子どうしがぶつかって重水素になり、
ヘリウム原子核になる反応を繰り返して燃え盛っている巨大な炎の塊です。
その中心は1500万度、表面は6000度であると推定されています。
最近、太陽の上空は100万度以上に表面より高温であることが、
2006年に打ち上げられた太陽観測衛星「ひので」で観測されました。
太陽の上空の大気に浮かぶガス(プロミネンス)に、
秒速1050キロで噴出するアルベン波というジェットが強い磁力線にくっついて
エネルギーを得ていることが観測されました。
いわば太陽は、沸騰するお湯のように炎の対流を繰り返している核反応の球体で、
中心部の水素がなくなるまで、化学反応を繰り返していますが、
エネルギーを消費し切るまでには100億年かかるといいますから、
ますます天体は不思議ですね。太陽が生まれて46億年といわれますので、
あと同じ位は活動し続けるとしても、いずれ消滅してしまう天体でもあります。
いま私たちはその太陽の恩恵を受けて、惑星のひとつ地球にいます。
太陽系の惑星のうち、地球をはじめ、水星、金星、火星は本体が岩石でできています。
一方、木星、土星、天王星、海王星は丸く見える本体のほとんどが
水素を主成分とするガスの塊です。現在、太陽系の外周で見つかった
「系外惑星」はいま200個を超えています。
月はこれから地球の資源になる
地球が太陽を周る不思議があれば、
地球の唯一の衛星「月」が地球を周っていることも不思議です。
人類がはじめて月面に降り立ったのは1969年のアポロ11号でした。
日本でも、月の成り立ちを調べようと、2007年10月に月探査機「かぐや」が打ち上げられ、さまざまな情報が送られて来ています。
ひとつはアポロ宇宙船が持ち帰った岩石の特徴から、地下数キロの状態を調べる
「マグマの海」、もうひとつは水の氷の分布を調べる「極地の氷」で、
それぞれ月をめぐる新たな資源の発見や地球につながる科学の活用が期待されています。いま世界中が月の調査に乗り出してきています。
「かぐや」は、月からわずか100キロの上空を1年間回ります。

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