昆虫の文化 自然の森から、生活や人の心の中にやって来た

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コンセプト 

 

画像 075.jpg夏休みのトンボ捕り――お父さんの、或いはまた、

そのお父さんの時代には昆虫採集がふつうに

行われていましたが、

いまは生活の周りで虫を見かけなくなったことや

自然を守る配慮から、

標本づくりは行われなくなりました。

 

一匹一匹の昆虫に出会ったら、そのおもしろさ、

不思議、生態や暮らしを見つめてください。

ここでは幼児教育に文化として、絵や、お話や、

音楽など、文化として昆虫に出会うことで、

地球と人間のかかわりを味わってください。

熊ん蜂が飛ぶ

 

100-626.JPGレコードがステレオで聴けるようになった頃、立体音響のサンプルとしてよく使われた曲に、

リムスキー・コルサコフの

「熊ん蜂」という小品があります。

 

熊ん蜂があなたの周りや頭の

上を、ぶんぶんぶんと飛び回っているのではないかと、

思わず右や左を振り向いてしまいます。

 

これがステレオ、

とわかりやすい曲です。

 

 

 

いまでは、映画館での映画の音声はほとんど立体サウンドで、画面の動きに対応して、

右や左や、天井や後ろから聞こえる臨場感がありますね。

 

熊ん蜂はクラシック音楽ですが、日本の童謡には、ぶんぶんぶん蜂が飛ぶ、をはじめ、

沢山の虫が出てきます。虫は農業での害虫を退治する益虫や、

蜜蜂や蜂の果樹の受粉、土壌の分解など、四季の生活と密接なかかわりをもっています。

虫がいる環境ほどゆたかな自然といえます。

 

 

昆虫の絵本

 

昆虫が主人公の絵本もたくさんあります。エリック・カールの「だんまり こおろぎ」。

生まれたばかりのこおろぎ坊やは虫たちに挨拶しようとしますが、まだ歌声になりません。

やがて、きれいな声で歌えるようになりますが、

この本の最後に、こおろぎの鳴き声が聞こえます。

 

今森光彦さんの写真紙芝居「ななつのほしのてんとうむし」。

んでいる滋賀県の田園や雑木林を身近に写真で伝えてくれる、

今森さんならではの、テントウムシがまるで手に取るように感じられる、迫力があります。

 

もう100年も読み継がれている「みつばちマーヤの冒険」(ワルデマル・ボンゼルス作)。

蜜蜂の巣で生まれ育ったマーヤは外の世界を見てみたいと、

親友のバッタのフィリップと脱走、自然の中でいろいろな虫と出会って成長していきますが、

やがて巣に帰らなければならない日がやってきます。

アニメのテレビ番組にもなり、日本でもおなじみになりました。

 

 

戦いに勝ってパワーアップしていくカブトムシ

 

015-716.JPG子供たちがカブトムシが大好きだということ

でしょう。

セガの「ムシキング」がゲームコーナーや

ショッピングセンターに置かれたマシンで

長寿の人気ゲームになっています。

 

妖精の子供のポポがカブトムシと

仲良くなります。

平和な森に、人間に追い出されてやって来た

虫たちが暴れだし、

甲虫の王カブトムシとポポは、挟む、

投げるなど、打撃技を使って勇敢に戦います。

 

バトルをマスターしていくと、

パワーアップしていき、裏技をこなせば、

カードが増えていく伝説的なゲームに

なっています。

 

お母さんもバトルを応援なさったことが

あるでしょう。

 

 

昆虫の目には世界はどのように見えているのだろう

 

032-706.JPG昆虫には、人間にないすぐれた機能を持っています。

トンボの美しい目玉をしげしげと見つめたことがありますか。

 

昆虫の目にたとえて、人のものの見方は偏ってはいけない、いろいろな角度で見つめれば違って見えてくる、という複眼の思想はここから来ています。

 

昆虫が見る世界は、ドットや明暗などの信号になって、人が見るのとは少し違うようですが、

フェロモンともかかわって、求婚相手やえさのありか、色を見分けるなど、

すぐれた能力があるようです。たとえば空高く飛んでいるトンボには、

ビオトープの小さな水溜りでも見えるのです。

 

 

ファーブル少年がそのまま大人に

 

028-706.JPG昆虫が虜にするのは子供ばかりではありません。いま活躍している著名人に、昆虫好きで知られる

多くの人がいます。

 

その人(敬称略)とこだわりの

一匹。

 

漫画家やくみつる

(アキレイナモルフォ)、

 

コラムニストの泉麻人

(ハンミョウ)、

 

日本舞踊の藤間勘左

(クロツバメシジミ)、

 

政治家の鳩山邦夫(オオウラギンヒョウモン)、構造主義生物学者の池田清彦(カミキリ)、

仏文学者で「ファーブルの昆虫記」を訳した奥本大三郎(ウラナミシジミ)、

解剖学の養老孟司(ツシマカブリモドキ)、分子生物学の大澤省三(オオキノコムシ)、

国立がんセンター名誉総長の杉村隆(ホソオチョウ)、

鬼瓦師の小林平一(タカネトリバネアゲハ)、

ノーベル賞化学者の福井謙一(オオキンカメムシ)、

 

会社の社長さんにも、村田製作所の村田泰隆社長(蝶の写真集も出版)など、

昆虫少年は意外にたくさんみえます。

そんな有名人のエッセイなどを集めた「昆虫少年記」(朝日新聞社)の著者柏原精一さんは、

 

「昆虫少年が生物学者や農学者、医者などへと進化していくのは、

ある意味では当たり前である。虫たちのいたずらなまでの多様性、

したたかなまでの適応の姿に触れていれば、

いずれは『生命』というシステム自体のもつ不可思議を知らずにはいられない。」

 

もちろん、全然畑の違う人も多いのです。昆虫の魅力なのでしょう。

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このページは、gallopが2008年5月20日 14:36に書いたブログ記事です。

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