コンセプト
食生活における幼児教育に、食育があります。
なぜ子供たちに野菜嫌いが多いのでしょう。
子供が食べたがらない人参やピーマンを、正体がわからないように細かく刻んでハンバーグに混ぜるなど、涙ぐましい努力をしているお母さんたちが多いと聞きます。
それでは、子供たちを無理にいつまでも野菜嫌いにさせているようなものです。
野菜嫌いの子供たちが喜んで食べるようになる、簡単な方法があります。
それが食育です。
野菜を育てる
ひとつの例ですが、 高知県の南国小学校では、 子供たちが26種類の野菜を育てることになりました。テレビで放送された
子供たちが育てた野菜に実がついて、子供たちが収穫し、
それが給食に使われてお料理になりました。
自分たちが育てた野菜を、
子供たちは喜んで食べたどころか、学校中で食べ残しがほとんどなくなったといいます。
自分たちがいっしょうけんめい
育てた野菜なのでもったいないと思ったからです。
お百姓さんがいっしょうけんめい育てたのだからと, 子供たちは家庭でも野菜を食べるようになりました。
スーパーや八百屋さんで売っている野菜も、
野菜を育てる体験が、食べないともったいないという、
感謝の気持ちがこころに芽生えて、
野菜の味の発見を導いたのです。
もったいない
ノーベル平和賞を2004年に受賞したケニアの、ワンガリ・マータイさんが、日本にやって来ました。マータイさんは、自然環境保護だけでなく、貧しい農民の生活向上と、女性の地位向上をめざしながら、30年間にわたって植林活動(GBM:グリーンベルト運動)を続けています。
マータイさんは、かつて日本で学んだ「もったいない」という日本語を、「もったいない」という世界の共通の言葉にして、その精神を広げようとしています。
来日の際、日本の小学校で講演したマータイさんの「もったいない」がはっきり聞こえるお話に、子供たちの笑顔が輝いていました。その後、マータイさんが訪れた小学校では「もったいない」の心が深く根付いて、子供たちはゴミを減らし、資源を大切にするようになったといいます。
「世界のどこかでの無駄づかいは、世界のどこかの人々を苦しめている。みんなが「もったいない」と思って、心がければ、世界は平和になる。」(2007年4月27日、NHK18時台のニュース)
野菜畑をつくろう
子供たちが野菜畑をつくることは、
健康になるための、食育の幼児教育として最適です。
幼稚園や小中学校でも、
名古屋市の小学校で6割以上、
市外で8割以上と、
多くの学校農園での野菜づくりが行われています。
愛知県一宮市の丹陽南小学校では、
「食育」を大きな柱に取り組んでいることで知られています。
地域の人たちの協力を得て、
正門前にある農場で野菜を育てながら、
健康や文化、生物の生態などさまざまなことを学んでいます。
土地を耕し、畝をつくること、種蒔きや苗植え、
有機農法による肥料、草取りなどの手入れ、収穫の時期など、お百姓さんや農協の協力を得ましょう。
愛知の農協でも、
子供たちの食育としての野菜畑づくりを応援しています。
全国的に有名な愛知の野菜の普及にも役立ちます。
まだ低い食育への関心
内閣府の調査によると、
「食育」という言葉を知っていた人は65.2%、
「食育に関心がある」と答えた人は69.5%で、
若い人ほど低くなっています。
(「食育に関する意識調査」2007年3月)
実際にはいろいろなところで行われていますが、
子供の食の乱れを正し、バランスのとれた食生活を行って、
健康づくりにつながる点で、大切な考え方です。
政府でも、「食育基本法」や「食育推進基本計画」を策定して、子供の正しい食生活をめざした取り組みを行っています。

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