コンセプト

よく風邪をひいたり、熱を出したり、 お腹をこわしたり、子供は体調を崩して、 病気がちです。
親は、医者に連れて行くまでもなさそうでも、
容態に気を使いますし、回復に向かうまで、
心配で不安です。
もちろん、大事をとって、素人判断をしないで、
医者や病院での診察を受けてください。
ここでは、体の健康や病気というより、
こころの健康という精神医学の幼児教育について
ごいっしょに考えてみましょう。
信号の異常を見分ける
いつもと違う、ちょっとヘンだと 感じるときに、初期段階では 我慢するということもありますが、異常の経験値が少ないことも あって、なかなか親や周りの人 たちに上手に伝達できないもの です。
子供たちは、体の調子が
親は、子供たちの日頃の表情や言動や行動の、ちょっとした
サインを見逃さずに、子供の信号を受けとめる細やかな視聴覚や
ふれあい感覚を磨いておくことも、
コミュニケーションのひとつです。
手当が遅れたり、大きな病気を見過ごしたり
しないためにも、ふだんの子供の状態を見守って
あげることにつながります。
病気のときの子供はトクをする?
病がちの子供たちは、
親の心配や愛情や手当を
受ける分、精神的にはトクをする部分もあります。
病気にならなければわからない、
自分に注がれている愛情をこころに入れることで、
ふだんの生活の中で、
人へのやさしさや、
気遣いも養うからです。
風邪や発熱などで、体の具合の
よくないときに、
注がれる心配や愛情も、
子供たちの感情を育てる
幼児教育の場になっているのです。
病気のときはやさしさが身にしみる
風邪をひいたり、熱を出したりしたときに、
じっと寝ていなければならなかったり、
外に遊びに出られなかったりしても、
ふつうに回復する場合は、ひとりで感じたり、
窓の外を見たり、元気になったらやりたいことを
思ったりすることは、子供の想像や精神世界を
ひろげることにつながります。
病床からの目線や身動きが不自由な状態を、
健康ではないマイナスの現象として
ネグっていくのではなく、
子供とこころを通わせる機会にします。
絵本を読んであげたり、
回復を助けるおいしいものを食べさせてあげたり
することで、安らいでいくこころが回復を早める
役割も果たします。
思いやりのこころを育てる
友だちやクラスメートがお見舞いに来てくれる、 という機会にも恵まれます。
少しお休みが続くと、
少し症状が和らいで回復に向かっているときなら、
うれしいと思う気分が回復を早めることに
つながると思います。
そのありがたさは、
誰かが調子が良くないときに、
気遣ってあげる思いやりの心を育てます。
病気のときに気付く健康ということ

ふだん呼吸している酸素のように、元気なときは気がつかない健康というものを、病気の時には気がつくものです。
病気で寝ているときにふとんやベッドから見る視線、幼稚園や学校の友だちがいま何をしているかの想像、いろいろなことを考える時間的な余裕など、ふだんにはない環境です。
「ちゅうしゃしてねているそばでむしがなく」(福井県の幼稚園児の俳句「子ども俳句歳時記」蝸牛社1997年P118)
風邪を引いたり、熱を出したりして、困っているときも、子供にとっては、健康とはなにかを学ぶチャンスです。
不自由から、人へのやさしさや、人への思いやりのこころを感じる機会でもあります。

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